犬の発作の原因と対処方法

さっきまで元気だった愛犬が、突然、発作でけいれんを起こして倒れることがあります。

いざという時に慌てず冷静に対応できるよう、発作が起きる病気と、起きた時の対処法や日ごろの備え方についてご紹介します。

 

 

犬に多い発作の状態

突然始まり、1分程度でおさまるけいれん発作が多い

「発作」とは、本来【一時的に起こる病気の一症状】のことです。なかでも、犬が起こしやすいのが ”けいれん” を伴う「けいれん発作」です。けいれんは、直前まで何の異常もなく遊んでいたり、眠っていたのに突然起こることが多く、たいていは1、2分でおさまります。発作が起こっても問題ないケースもあれば、深刻な病気が隠れているケースもあります。

 

全身が激しくけいれんする

四肢をばたつかせるようにして、全身が激しくけいれんします。犬自身もパニックのあまり、手を出すと噛みつこうとする場合もあります。

 

 

体の一部が一定のタイミングでピクピクする

犬の意識に反して、体の一部分が一定の間隔でピクピクと動く状態。おさまったあとは何事もなく過ごしていることが多いです。

 

上の2つに加えて、「大量のヨダレが出る」、「嘔吐する」、「泡を吹く」、「舌がだらりと出る」、「オシッコ、ウンチをもらす」といった症状が出ることがあります。

 

 

発作が起こる病気

発作の原因は主に脳の病気「内臓の病気」に分けられます。一般的に「てんかん」と呼ばれているのは脳の病気。脳の神経になんらかの異常が起こり、けいれん発作につながります。また、臓器が正常に働かなくなり、その一症状としてけいれん発作が起きる内臓の病気もあります。いずれも注射や点滴、座薬などの抗けいれん薬を使用して治療します。

 

 

けいれんを起こしやすい脳の病気

 

【特発性てんかん】

検査で脳に異常がないのに起こるけいれん発作のこと。5才くらいまでの若い犬に発症することが多く、発作がおさまれば普通にしていることがほとんどです。厳密なメカニズムは不明で、明らかに脳に異常のある症候性てんかんと区別する際に特発性てんかんと呼ばれます。

 

【症候性てんかん】

MRI検査や血液検査などで、明らかに脳に病気が見つかり、その病気の一症状としてけいれん発作が起こります。シニア犬は脳腫瘍や脳梗塞が原因になることが多いですが、生まれつきの病気や事故による外傷の場合はその限りではありません。特発性てんかんに比べ、深刻な状態が多く、ときには死に至ることもあります。

 

 

けいれんを起こしやすい内臓の病気

 

【低血糖症】

グルコースという血液中の糖分が不足することで、けいれんのほか、ぐったりしたり、目が見えにくくなったりします。幼い犬に多く、空腹が続いたり、体の冷え、極度の興奮などが原因になります。

 

【肝性脳症】

肝臓の機能がうまく働かなくなり、血液中にアンモニアなどの有害物質が増え、脳神経まで侵してしまう病気。治療が長引くことが多く、けいれんのほか、嘔吐やふらつきなどが見られます。

 

【中毒】

農薬や不凍液、殺鼠剤(さっそざい)などを誤って飲み込み、直接神経系にダメージが与えられたり、原因物質が循環器の機能を低下させます。けいれんのほか、嘔吐したり、泡を吹いたり、意識がなくなることもあります。

 

【尿毒症】

腎臓の病気や、ほかの病気が原因で腎機能が低下し、体外に排出するべき毒素がたまる病気。毒素が血液に入り込んだり、脳の神経細胞を攻撃し、けいれんを起こします。命にかかわる病気です。

 

そのほか、「電解質異常」、「ジステンパーウイルス感染症」なども発作を起こしやすい病気となります。

 

 

発作が起きた時の対応方法

愛犬に発作が起きた時に慌てず対応できるよう普段からシミュレーションをしておきましょう。

 

発作が起こったら

 

【周囲のものを片付ける】

愛犬がテーブルなどにぶつかったり、落下物でケガをしないよう周囲のものを片付けましょう。

 

【体を触ったり、揺すったりしない!】

けいれん中は、愛犬もパニック状態。手を出すと噛まれることがあるので、おさまるまでは愛犬に触れないようにしましょう。

 

【あわてて大声を出さない!】

飼い主さんが大声を出すと、発作中の愛犬にさらに刺激を与えて症状を悪化させる危険があるので大声を出さないようしましょう。

 

【横になっている状態から起こさない!】

けいれんと同時に嘔吐することもありますので、体を起こすと嘔吐物でのどをふさぐおそれがあるため、寝かせたままにしましょう。

 

 

発作がおさまるまでに確認しておくこと

発作がおさまるのを待つ間に、以下のことを確認しましょう。呼吸をしていなかったり、意識がない場合は、命にかかわることもあるので、おさまるのを待たず、すぐに動物病院に連絡をしましょう。

 

・呼吸をしているか

・けいれんしている時間

・全身か、体の一部か

・ほかに症状はあるか

・意識はあるか

 

 

3分たってもおさまらない時は

発作が3分以上続くときは動物病院に連絡して至急向かう!

原因によっては、発作の時間が長いほど、後遺症が強く残ることがあります。3分を超えても発作がおさまる気配がないときは、先に動物病院に電話し、向かう準備をしましょう。

 

【大型犬の運び方】

1人が愛犬の胸とおなかを、もう1人がお尻を下から支え、床と平行に持ち上げて運ぶようにしましょう。

【中・小型犬の運び方】

愛犬を飼い主さんの体に固定するように抱くか、クレートやダンボール箱に入れ、極力揺らさないようにして運びましょう。

 

日ごろの準備が大切!

いざという時に、あわてず、落ち着いて対応するためにそなえをしっかりしておきましょう。

・夜間も対応してくれる救急の動物病院が近所にあるか

・かかりつけ医は休診日や夜間、往診にも対応してくれるか

・すぐに呼べるペットタクシーなどあるか

・年に1回は健康診断を受け、病気の可能性がないか、持病が悪化していないかなどを確認

 

 

もしも、愛犬に発作が起きた時は飼い主さんの落ち着いた行動が重要です。向かった先の動物病院などでも冷静に先生へ状況を伝えることが愛犬を守ってあげることへつながります。落ち着いた対応をするためにも日ごろの準備をしっかり行いましょう。

 

 

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